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持株会とは?非上場・上場の仕組みとメリット・デメリット

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はじめに

持株会とは、持株制度により勤めている企業の株式を取得する組織のことです。
上場前と上場後では仕組みやメリット、デメリットが異なります。
上場前から上場後の今でも持株会に入り投資している私の経験を踏まえて説明します。

フク太郎プロフィールどんな人? ・フク太郎 ・サラリーマン投資家 ・投資歴9年 ・上場企業勤務 2013年、長年勤務してきた会社の持株会へ...

持株会とは?

持株会とは、持株制度により株式を取得する組織の事を指しますが、非上場、上場など状況によっても様々な種類があります。

①上場前・上場後の自社株を従業員が取得できる従業員持株会
②親会社などの上場会社の株式を取得できる拡大従業員持株会
③会社の役員が当該会社の株式を取得できる役員持株会
④会社の取引先が当該会社の株式を取得できる取引先持株会

よくストップオプションと勘違いされる事も多い持株会ですが、全く別物です。
一般的に持株会というと①の自社株を従業員が取得できる従業員持株会を指します。

従業員持株会は、非上場でも設立する事ができます。
上場予定があっても、なくても従業員への福利厚生として設立されるケースがあります。

持株会の仕組み

持株会は、従業員の給与や賞与から一定の金額を天引きした資金で自社株を共同購入する仕組みです。少額の資金でも投資ができ、会社からの福利厚生の一環として奨励金などを得られる場合もあります。
上場していれば、インサイダー取引にとわれる事なく売却時のキャピタルゲインも期待できます。

私の場合は、持株会設立直後の条件は

・毎月1,000円〜50,000円まで
・賞与月は毎月の投資額に増額しない、1回分増額、2回分増額できる
・奨励金は10%還元され追加購入に充てられる

仮に、毎月5万円の投資をしている場合、賞与月(年2回)に2回分増額にすると15万円を投資できるというものでした。
奨励金は10%なので通常月5万、賞与月15万で年間投資額80万に対して8万円の奨励金が還元され株式追加購入ができます。

良いことしかないよね?と思われるかもしれませんが
持株会の運営は、きちんとした証券会社が運営代行しているケースとそうではない(怪しい)ケースもあり、詐欺などのトラブルにも巻き込まれる可能性もあるので運営者が誰なのかをしっかりと確認しましょう。

非上場企業の持株会

非上場企業でも持株会を設立するケースは増えているようです。
会社目線でいうと、会社の帰属意識・結束力を高めたり、従業員への福利厚生が主な目的のようです。
従業員目線でもメリットもあればデメリットもあり、持株会への入会はしっかりと約款を確認してから決めるようにしましょう。

非上場企業の持株会メリット

・少額から投資ができ、奨励金がつく場合がある
・上場すると大きな売却益が得られる可能性が高い

少額から投資ができ、奨励金がつく場合がある

少額から投資できて奨励金が付く場合には、元金に追加して株式投資ができるためメリットがあります。
退会した場合にはこの奨励金を含めたお金が戻ってくるので積立投資と思えば収益率はかなり高いですね。

上場すると大きな売却益が得られる可能性が高い

仮に上場する可能性がある会社であれば、株式公開後に値上がりすることがありますので大きなキャピタルゲインを得ることができます。
やはり、非上場であればこの上場時のキャピタルゲインが大きな魅力となります。

非上場企業の持株会デメリット

・持株会の運営体制次第では資産が保証されていない
・上場しなければ大きな利益は上げづらい

持株会の運営体制次第では資産が保証されていない

会社が倒産してしまった場合、きちんとした証券会社が運営代行をしていないような持株会の場合は資産が無くなる可能性もあります。
運営体制によっては、せっかく投資して積み立ててきたお金が無くなる、目減りする事は大きなデメリットです。

上場しなければ大きな利益は上げづらい

上場しようとしているからとか、上場の可能性があるからと持株会に入会したものの、予定は未定であり上場できない企業はたくさんあります。
上場ができない場合には期待するほどのメリットがないと感じかもしれません。

私の経験を踏まえた非上場企業の持株会注意点

注意点としては、やはり持株会の運営体制(運営代行会社がどこか?)をしっかりと把握し、約款を確認して入会する事です。

私の場合、非上場持株会の運営を証券会社が代行していて
仮に会社が倒産したとしても持株会運営会社より積み立てたお金を返金してもらう事ができる内容でした。

これが、運営がきちんとされていない会社で、会社が倒産すると資産が無くなるような組織であれば
絶対に入会する事はなかった
と思います。

上場企業の持株会

上場企業のほとんどが持株会は設立しているそうです。
非上場企業と同様に、従業員の福利厚生を充実化し、従業員の団結力・やる気UPさせるような目的もありますが、安定した株主であることも会社目線でいうとメリットがあるようです。
従業員目線でいうと、インサイダー取引に抵触しないで自社株が購入できること。
株価が平均購入単価より上がっていれば資産形成につながることも魅力となります。

上場企業の持株会メリット

・最低購入単位100株以上などの縛りなし
・インサイダー取引に抵触せずに自社株購入ができる
・株価が購入時点よりも上がれば売却時のキャピタルゲインが得られる

最低購入単位100株以上などの縛りなし

通常、株式市場で購入する場合売買単位100株など縛りがありますが持株制度での購入は1口1000円など少額購入ができます。
しかも定期的に購入されるので市場の短期的な株価の上下に影響されにくいのもメリットです。

インサイダー取引に抵触せずに自社株購入ができる

上場前にはあまり意識していませんでしたが、会社で得た情報を踏まえて株式を売買することはインサイダー取引に抵触し捕まってしまいます。
持株会での購入はインサイダー取引には抵触しませんので安心して自社株購入が可能です。

株価が購入時点よりも上がれば売却時のキャピタルゲインが得られる

会社の業績好調や市場・株主からの期待が高まると株価は上がり、購入した時の価格よりも高ければ売却益を得られます。
IPO直後(株式公開直後)の銘柄は高い確率で株価高騰が期待されるので、上場したばかりの会社であれば売却益の魅力は大きくなりますね。

上場企業の持株会デメリット

・売却時のルールがあり、売却できるタイミングが限られる
・どれだけ業績が黒字で良くても、銘柄に対する市場の関心が低いと株価が上がらない
・上場前と違い、会社が倒産すると価値が下がり目減りする

売却時のルールがあり、売却できるタイミングが限られる

購入時はインサイダー取引は気にする必要ありませんが、売却時はインサイダー取引に抵触しないように売却タイミングなどルールに縛られます。
今株価が高いから、売ろう!と思っても簡単には売れないのが持株会の自社株です。
逆にルールを破って売却してしまうとインサイダー取引として捕まってしまいます。

また、売却するには持株会から株式を個人口座に移し替え(手続きは1ヶ月くらい要します)、会社の決算発表後の○日間のみ売却ができる、などのルールがありますのでしっかりと把握してインサイダー取引に抵触しないように売却をしましょう。

どれだけ業績が黒字で良くても、銘柄に対する市場の関心が低いと株価が上がらない

これは、個別株の取引をしていると「あるある」ですが
業績もよく、黒字なのになぜか注目されず出来高も1日数千で値動きなし。
株価は上がりもしないし、地合いが悪いと連れ下げする。
といったような銘柄になると、売却益どころか売るタイミングが訪れない塩漬け株になってしまいます。
自分の会社が、市場からどのような期待をされているか?興味を持たれているか?を見極めて持株会への投資をするようにしましょう。

※場合によっては、自社株にこだわらず興味を持って競合他社に投資するとうまくいくこともありますよ

上場前と違い、会社が倒産すると価値が下がり目減りする

非上場の時は、会社が倒産しても株式公開していないので株の価値は変わりません。
証券会社がしっかり従業員の資産を管理してくれていますので投資したお金は返却されます。

ただ、上場し株式公開されてしまうと市場に価値を判断されてしまいます
市場からの期待や価値判断により株価は上下しますが、会社が潰れてしまうような状態になった場合
上場廃止までの間に価値が1円や2円などの金額に落ちてしまいます。
解散後に株式資産を分配されたとしても価値がほぼ無くなってしまうのがデメリットです。

私の経験を踏まえた上場企業の持株会注意点

上場企業の持株会注意点は一人の投資家として自社株への投資メリットを考えて投資するか判断する事です。
会社に対する期待や帰属意識により投資初心者でもハードルが低く入りやすいとは思いますが、投資は投資です。
株式市場から見て、成長の期待値が高い、割安、注目度の高い分野・業種など、実際の業績だけではなく株価は上下します。
しっかりと株式投資を勉強し、知識をつけて投資判断をするようにしましょう。

私の場合、上場後は持株会への投資額をMAX投資金額から毎月10,000円に下げました。
理由としては上場前に集めた株式の平均取得単価から上場直後約4倍まで増えましたが、上場後からはオープン価格でしか購入ができず
市場に大きく影響を受けてしまうためです。

私の会社の場合は持株会への投資額は年に2回口数変更ができるので、株式市場からの評価を一度俯瞰して見て、落ち着いて判断したかったというのも理由の一つです。

その後、市場評価も良く順調に株価が上がったことや奨励金が40%まで引き上がった時期もあって、状況によって半年に1度口数を見直しながら毎月10万(上場後は毎月最大100口10万円までに投資額が増えました。)を投資した時期もあります。

コロナのような世界の生活が一変するような時代なので自社株購入だけに囚われず資産を増やしていきたいですね。

まとめ

私の場合は、非上場時点で持株会が設立され、運営は証券会社によって運営代行されていた安心して入会できました。
特に上場するかも!?と自分で感じた時からは、投資できる最大の金額を投資し続け大きなリターンを得る事につながりました。
ただ、運が良かっただけという事も言えますし、一言で持株会といっても種類も多く状況によってメリットもデメリットも異なるので注意が必要ですね。

上場目指してますとかIPO予定とか謳っている会社も多くありますが、現実はそんなに甘くなく、上場準備も2年近くやっていたと思います。
本当に上場を予定している場合は、上場予定とかあまり言えなくなるはずなので、上場します!と言っている会社はまだまだ先だなと思うようになりましたw

あまり売却益を期待せずに積立投資のつもりでスタートすると良いかもしれません。