はじめに
積立投資をスタートしてからETFと投資信託の違いはなに?
S&P500の銘柄に投資しているけどこれってETFじゃないの??
と疑問に思って色々調べたことをまとめてみようと思います。
ETFと投資信託の違いとは?
結論から言うと
ETFと投資信託の違いは、上場している投資信託なのか、上場していない(非
上場)投資信託なのか?ということです。
ETFとは上場投資信託のことなので、他の個別株銘柄を証券口座で購入するように直接購入することができます。
投資信託は証券会社以外にも銀行や郵便局でも販売されていて、投資ファンドに対して購入を任せているので自分の買いたい金額で購入することはできません。
一昔前の投資信託といえば、銀行員や証券会社が投資信託への積立投資を提案してきてお付き合いで投資するケースも多かったのでは?と思いますが、運用利回り○%以上保証みたいな怪しい投資信託も出回って世代によっては投資信託=怪しい商品のようなイメージも強いかもしれないですね。
私の親も「投資信託は怪しい」と思っている人なので、投資信託は気をつけてね!とよく言われます。
最近では、つみたてNISAやiDeCo入口で投資信託に投資し始めている人も多くなっていて、国が厳選している投資信託しか無いのでリスクが低いという筋書きにはなっていますよね。
投資信託にも、いわゆる株価指数(日経平均、NYダウ、NASDAQ、S&P500)に連動する運用をしているインデックスファンドとインデックスファンドの運用を上回ることを目指すアクティブファンドという2つの運用スタイルがあります。
インデックスファンドが良いのか?アクティブファンドが良いのか?という議論はここでは避けますが、よく言われるのは、長期目線で積み立てるならインデックス連動が良いと言われていてSNSの世界では指数連動型のファンドやETF推しの人が最近増えていて、私もS&P500指数連動のETFやファンドに投資をしています。
ETFと投資信託の違い比較表
ETFと投資信託の違いを、海外ETFの代表格、[バンガードS&P500ETF(VOO)]とその人気のETFに投資する投資信託[SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド]で見るとわかりやすいので表にまとめてみました。
銘柄 | SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド | バンガードS&P500ETF(VOO) |
---|---|---|
区分 | 投資信託 | ETF(上場投資信託) |
取引単位 | 100円以上1円単位 | 1口単位 |
取引価格 | 毎営業日1回算出される基準価額で取引 | 株式のように取引時間中変動する市場価格で取引 |
信託報酬 | 0.0938%程度 | 0.03% |
積立投資 | 毎月定額で自動投資可能なので向いている | 個別株購入のようなスタイルのため不向き |
購入のタイミングや購入金額も通常の株取引同様に行えて自由度が高いのは投資信託よりもETFと言うことになりますね。
また、信託報酬もETFは直接購入しているので安く設定されています。
投資信託のメリットは毎月自動で積み立てていくときに、100円以上1円単位で購入ができるのが大きなメリットです。
海外ETFのVOOの場合は現状380ドル前後(2021/5/25時点)となるので、円建て購入する場合は最低1株41,420円(1ドル109円換算)の資金が必要となりますが、投資信託であれば毎月100円以上1円単位から購入が可能です。
最近海外ETFのVOOを購入し始めてわかったことは、値動きがわかるので購入のタイミングを逃す。。。ことがあります。
毎回購入しようと思って相場を見て高い・安いを考えて指値を入れるんですが、指値まで価格が下がって来ずに買えないこともあって長期積立という概念で運用するのにはETFは少し不向きと言えるかもしれません。
ただ、信託報酬が安く設定されているのである程度株式購入の経験がある方はETF購入の方が有利かと思います。
とにかく始めよう!という初心者の方は投資信託で、毎月定額の積立投資からスタートしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
ETFと投資信託の違いは上場・非上場の投資信託の違いということでした。
私の場合は、つみたてNISAをスタートさせたタイミングでどうせやるなら米国株と思ってS&P500を購入してますがETFではなく投資信託です。
海外ETFのVOO購入を始めた今であれば、つみたてNISA分だけ残してETF投資に回してもいいな〜と思ってましたが、以外にも投資信託で積み立てする方が感情を捨てて毎月自動購入してくれるので良い面もあることに気がつきました。
つみたてNISAは動かせないですが、しばらくは投資信託S&P500と海外ETFのVOO(バンガードS&P500)を戦わせつつ両立していこうと思います。